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   新世界天王寺100年祭
  大阪市には新世界と天王寺という異なる特色を持つ隣接した2つの地域で、『新世界天王寺100年祭』が共催されています。それぞれがどのような特色を持った街であるかというと、新世界は地名ではなく、1903年に開催された『第5回内国勧業博覧会』の跡地に『ルナパーク』という遊園地が創設され、元々は畑や原野が広がるこの地域に、フランスのパリやニューヨークなどの大都市を模範とする娯楽場を有する『ニューワールド』にしようという意味を込められ、そう呼ばれるようになりました。

 新世界天王寺100年祭を共催するもう一方の天王寺は、新世界のすぐ東側に位置し、大阪の重要な交通網が多数存在していることから
『大阪の南玄関口』と呼ばれています。また、デパートなその商業施設も充実しており、若者の姿を多く見かける街でもあります。しかし、この街の魅力はそれだけでなく、そういった近代的な要素を持ちながらも、非常に古い歴史を持った由緒ある神社仏閣が立ち並ぶ地域も数多く存在し、若者が集まる繁華街とは対照的に落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

 

この異なる特色を持った新世界と天王寺をそれぞれ象徴している通天閣と天王寺動物園が100周年を迎えるにあたり、大阪市の観光を担っているこの地域のより一層の活性化を図るため、地域住民や企業が協力して新世界天王寺100年祭が実施されることになり、通天閣においてこの新世界天王寺100年祭の発足式が行われました。阪堺線の開通100周年に当たる2011年から、天王寺動物園の開園から100周年となる2015年までの5年間が新世界天王寺100年祭の開催期間となっています。

 この新世界天王寺100年祭では開始以来、通天閣にかつてのルナパークを再現したジオラマが再現されたり、阪堺電車による開通100周年を記念する事業、昭和の遊びや文化を体験できるイベント、昭和に活躍した市電の展示イベントなど、ここでは語りつくせないほどの魅力的なイベントが開催されてきました。新世界天王寺100年祭のこれらのイベントからは、地元の人たちに愛されている地域なんだということを実感することが出来ます。

 また、新世界天王寺100年祭は、地元だけでなく大阪市の観光対策としても期待されています。しかも、それだけに留まらず、他県で100周年を迎えた地域とも交流を開始するなど、更なる広がりを見せています。この新世界天王寺100年祭では、サポータの募集を行っており、その応募方法はいたって簡単で、新世界天王寺100年祭のイベント会場に足を運ぶことで応援サポーターのパスポートを発行してもらうことが出来ます。是非、この魅力あふれる新世界天王寺100年祭に足を運んでみて下さい。