blog 本文へジャンプ
>前のページへ
     次の記事へ<

 記事一覧 

             
 
 2014年F-1に対する展望について  


2014年F-1において、いろんな新しい取り組みが行われることが決まっております。まず最初に自動車の免許のようにペナルティポイントが、初めて2014年F-1から取り入れられることが決まったのです。ドライバーが規則違反を犯した時に、その規則違反の内容に応じて、1ポイントから3ポイントのペナルティが加算され、このポイントが12ポイントにたまった時に、次のレースには出場ができないというものです。これは規則通りに協議をするスポーツマンシップの向上という側面もあるのです。

次に目に見える2014年F-1の新しい取り組みとしては、ドライバーが固定ナンバーを選ぶことができたということになります。今までは基本的にはチームの前年度の成績に応じて、ナンバーが付与されていましたが、この固定ナンバー制により、ドライバーのグッズが販売しやすくなり、チームの新しい収入源となりますし、2014年F-1を初めて見る方にとっても、各ドライバーのことがわかりやすくなりますので、新たなファンを獲得することも可能なのです。

そして2014年F-1では、最終戦のポイントシステムが倍増させるということも併せて導入されます。これは最近のチャンピオンシップが、早々にチャンピオンが決まってしまい、シーズンの最後のほうは消化試合となるケースが続いていたからになります。こういった状況を少しでも変えるために、最終戦のポイントを倍増させ、2014年F-1への興味を少しでも長い間繋ぎ止めようとする努力の一つになるのです。もちろんポイントの計算も複雑になりますので、チーム戦略も難しくなります。

さて2014年F-1の技術的な面でいうと、エンジンが1.6リッターV型6気筒エンジンに、シングルターボを組み合わせたものになるのです。これによりエンジンの開発競争への各チームの負担を減らすとともに、環境問題への考慮もされているのです。また運動エネルギー回生システムは、2014年F-1から運動エネルギーに加えて、熱エネルギーも使うことができるようになりますので、今まで以上にこのシステムの重要性が高まっていくのです。

こうした新しい取り組みが始まる2014年F-1ですが、全19戦で争われる長丁場のチャンピオンシップにおいて、新しいチャンピオンが生まれるかどうかが一番の注目になっています。もちろん世代交代も進んできていますし、新しいエンジンなどの技術的な取組などにより、トップチーム以外にもチャンスが広がっているのです。こうした期待感の中で、2014年F-1は3月の開幕を迎えるために、参戦チームが現在も開発競争を続けているのです。