襖に関する用語集 その7
  • 【ま行】

    • まし【麻紙】麻の繊維を原料として漉いた紙。
    • ます【マス】=ますぶち【マス縁】引き違いなどの襖で、引手のつかない側に使われる縁のこと。出合い縁とも呼ばれる。樋端の分の隙間を少なくするために見込みが太くなっています。
    • まなか【間中】内法幅1間の間に2枚の襖が入るものです。
    • まにあいし【間似合紙】摂津の名塩(西宮市)に産する特殊な土を混ぜて漉いた紙です。多少青みがかったもので変色がしにくい。葛布・芭蕉布などの裏打ちに用いられます。
    • みがきだし【磨き出し】あらかじめ銀泥や銀砂子を施した紙の裏に模様を彫刻した木版を置き、紙の表面を猪の牙で研ぎ、模様を浮き出させる技法です。研ぎ出し、蝋箋(ろうせん)とも呼ばれます。
    • みぎがって【右勝手】2枚の襖が引き違いになっているときに向かって右の襖が手前にあることをいいます。いわゆる右前で、これが通常の形とされます。本勝手ともいいます。⇒ひだりがって【左勝手】
    • みこみ【見込み】縁などの部材の厚さ(奥行)のことを指します。⇒みつき【見付き】。
    • みす【御簾】すだれ。葦戸と同じように、夏、襖や障子などと入れ替え夏座敷として用います。⇒なつざしき【夏座敷】
    • みずこししょうじ【水腰障子】水は「見ず」の意。腰板のない障子。足元まで明るくモダンな感じがします。下框を幅広くとって下部の安定感を補います。組子のデザインによってさまざまなパターンができるのが特徴です。
    • みずたまし【水玉紙】漉き模様の技法のひとつで、水滴で水玉の模様をつくった紙です。
    • みずもみ【水揉み】和紙を染料で染め、濡れたままで揉み、揉皺に濃く染め付けをする技法です。
    • みつき【見付き】縁などの部材の正面からみた幅をいいます。⇒みこみ【見込み】
    • みつまたし【三椏紙】三椏の繊維を原料として漉いた紙です。雁皮紙とともに和紙を代表するもので、生漉きのものでは本鳥の子二号紙が代表的です。
    • みなとがみ【湊紙】壁・襖の腰貼りに用いる紙です。和泉国湊村で作られたことからこの名があります。
    • みのばり【蓑貼り】下貼りの中間の工程で、紙の框に貼られる部分にだけ糊をつけて上へ上へと貼ることをいいます。2枚が重なるものを二遍貼り、3枚が重なるものを三遍貼りといい最高八遍貼りまであります。蓑のような重ね貼りとなるためこの名があります。
    • むしろびき【莚引き】莚(むしろ)や縄の上に紙を置き、刷毛染めすること。凹凸による染めむらができます。
    • めおこし【目起こし】=めおこしぬり【目起こし塗り】作意的に木の目を表すようにして塗った縁のことをいいます。
    • めしあわせぶち【召し合わせ縁】両開きのところに用いる片定規縁のことです。⇒じょうぎふち【定規縁】
    • めはじきぬり【目はじき塗り】漆を塗る場合あらかじめ目止めをしてから塗ると平らに仕上がります。しかし木目を生かすために、あえて目止めをせずに直接塗る方法を目はじき塗りといいます。木目の部分だけが塗料をはじいた感じに仕上がります。
    • めひき【目引き】⇒めおこし【目起こし】
    • もみ【揉み】和紙を繰り返し揉んで皺をつくる技法。⇒きらもみ【雲母揉み】・みずもみ【水揉み】

参考文献「襖考」襖に関する用語集その1 その2 その3 その4 その5 その6 その8

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