畳は新しい物に取り換えるだけで、和室全体が新築のように新しくなった、と感じることができますよね。
新しい畳の新鮮な手触りやいぐさの香りは、その家に住んでいる間はいつまでも長持ちさせたいものです。でもそのためには、やはり常日頃から正しい知識をもって畳のお手入れすることが大切になってきます。
畳は、お手入れの仕方や使い方によってその寿命が大きく変わってしまいます。
普段からしっかりお手入れをしていたり、使い方がよいと、畳の芯材である畳床は50年くらいはもつと言われています。
畳を長持ちさせる方法とは?
畳とは本来、日本の気候の特徴である乾燥や多湿を繰り返す環境にあったものとして長く使われてきました。しかし湿気に対してはそれほど強くない性質で、カビを生やしてしまったということがよくありますよね。普段から定期的に、畳を半日ぐらい日干しにするなどして、しっかりと乾燥させることが大切になってきます。
ただし、畳の表側を直射日光に当ててしまうと、畳が劣化してしまうのを早める事になってしまうので、日干しによる乾燥をする場合は、畳の裏側を向けて行わなくてはいけません。ですので畳の表側については、陰干しをして乾燥させるようにするのが好ましいです。しかし、あまり長時間にわたって日光を当てすぎてしまうと日焼けをしてしまうので、注意しなければなりません。
また、畳は日常の使い方が悪いと、畳本来のもつ寿命を短くしてしまうことがあります。普段何もお手入れをせずほったらかしにしていてホコリをためてしまうと、ダニが発生するもとになってしまいます。
畳を長持ちさせるには、やはり普段からたたいてほこりを払っておくことも大切ではないでしょうか。
一般的に畳表はだいたい2年ほど表面を使用したら、裏返しをして使うと良いといわれています。通常4〜5年程度使用すると畳の表替えをすることになりますので、畳のメンテナンスはこのサイクルを目安に痛み具合等を確認しながら行うと良いでしょう。
日常のお手入れ
畳の表は直射日光に当たると、日焼けの跡ができてしまったり、変色したりしてしまうことがあります。そのため、常に日光が直接当たらないような配慮を心がけることが必要になってきます。万一日に焼けてしまいますと、元の色にもどすのはなかなかむずかしいです。ですがホームセンター等で畳用の着色剤を購入して試してみてもいいですね。
また、和室を掃除する場合、畳に掃除機をかけるときは、畳を傷つけてしまわないように、畳の目に沿ってかけるようにするとよいでしょう。
雑巾で掃除する場合も同様で、畳の目に沿って乾いた布等で拭くようにします。
また、縁(ヘリ)については、洗剤をつけ、ブラシでたたいて汚れを落とすと、畳を傷つけなくてすみます。
もしものときの対処、処置方法
畳は長く使うことになるため、汚してしまったり、ジュースをこぼしてしまったりすることもよくあります。
ひどい汚れの場合は薄めた酢を使って拭き取るとよいのですが、例えばインクなどをこぼしてしまった場合には、レモン汁や塩素酸ソーダ等を10倍程度に薄めた液で拭き取るといいでしょう。
また、油性ペンは除光液で、お子様がよくお使いになるクレヨンは、クリームクレンザーを乾いた布に少しつけて丁寧にこするようにすると、汚れをきれいに取ることができます。
醤油をこぼしてしまった場合もとても厄介ですよね。醤油はこぼした上に小麦粉やベビーパウダーをふりかける等して、掃除機で吸い取るとよいです。また、もし灯油をこぼしたときも、粉末の洗剤や、塩、小麦粉等を振りかけて掃除機で吸い取ります。その後、お湯でぬらした布を堅くしぼって何度も拭きとることをおすすめします。
また、畳にカビが生えてるのを見つけると、「どうしよう」と、つい慌ててしまいますよね。そういった時はブラシや消毒用アルコール等を使い、普段のお手入れの時と同様に、畳の目に沿ってカビを取るようにしましょう。
また、畳の上に家具等を置くこともあると思いますが、あまり長く置いておくと畳に跡がついてしまいます。
この場合、畳の表面を水で霧吹きし、ぬらしたタオルを当ててアイロンをかけると、跡がついたりくぼんでしまった場所を修復することができます。これはあまり知られていないのですが、とても便利な方法だと思うので、覚えておくとよいかもしれませんね。
タバコ等を落としてしまい、畳が焦げてしまった場合は、乾いた古い歯ブラシで畳の目に沿ってこすり、焦げた部分をけずるようにすると目立たなくなります。
万一穴が開いてしまった場合には、焦げた部分を含むイグサを抜いて、抜いた部分の隙間を詰めるという方法もありますが、自分でするのは不安だという方はセロハンテープ等を貼って、それ以上焦げ穴が大きくならないようにしておくとよいでしょう。現在ですとホームセンター等でイグサでできたシール等も販売されているようですので、活用してみるのもいいですね。
上記に挙げた以外にもいろいろ対処、処置する方法はあります。ですがご自身で判断ができない時や、どうしようもなくなってしまった場合には、やはり専門家に相談、おまかせするのが一番かもしれませんね。
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