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世界自然遺産 白神山地 はブナ林に覆われた自然の森です。
白神山地は、屋久島と共に日本で初めてのユネスコの世界自然遺産に登録されました。
ここは青森県南西部から秋田県北西部にかけて広がる広大な山地帯の総称です。
この白神山地の多くはブナ林で占められて約16000haが1993年12月に世界遺産として登録されました。

世界遺産とは、世界的に重要な文化や自然遺産を保護するために1972年にユネスコ総会で採択された条約に基づいて登録された遺産のことですがこの条約を締結した国は、現在190ヶ国となっており約980箇所が世界遺産として登録されています。

この一つに、日本の白神山地が含まれています。白神山地の特徴としては、ほとんど人間の手が加えられていない原生林となっており、人間の手が加えられていない森林と言うのは日本でも珍しくなってきているため登録されたとされています。
白神山地の登録されている部分の多くは青森県側となっており、整備費用などは青森県が持っています。白神山地の核心に入るためには、予め入山手続きと言うものを行う必要があります。これは、白神山地が世界遺産に登録され年を追うごとに、入山者が増え「従来の生態系に悪影響を及ぼす可能性がある」と判断されたためです。
この仕組みは、白神山地の環境保全を目的としているため、多くの人が異議を唱えることはできません。先日登録された富士山を例に挙げると、富士山はゴミが多く一度は登録を見送られました。しかし、白神山地は入山が制限されているためにあまりゴミなどが見受けられません。また、年を追うごとに入山者が増えているとして、保全管理を行う団体は白神山地のパトロールや白神山地にどのような植物があるのかなどの調査や白神山地内の標識の修理などを行い、白神山地に来る人が安全に快適に楽しめるような環境づくりを行っています。





他にも、子供たちにも自然に慣れてもらおうという企画で、白神山地ツアーと言うものを行っている場合があります。これは、白神山地のガイドが自然観察会などを開き、子供たちに白神山地の生態系を知ってもらおうという企画です。このように、世界遺産である白神山地では、自然を守るための活動や白神山地の生態系を知ってもらうための活動を行っています。もし、白神山地に行くことがあれば、専門のガイドの言うことを聞いて安全に楽しめるようにしてください。