TOP畳たたみ

最近の住宅では和室が減り、多くの部屋が板張りのフローリングとなっています。しかし、畳敷きの和室に親しみを感じ、そこで暮らす人もまだまだ多くいます。気軽に寝転がることのできる畳は日本人には快適な住空間です。ところが、畳のメンテナンス、取り換え時期などは一般にはあまり知られていません。家を建てた時から、アパートやマンションに入居した時から畳はそのままという人も多いはずです。ここでは畳の中心部分となる畳床についてのお話です。
畳の取り換え時期の目安は、新しい畳を入れてから2〜5年でゴザを裏面に変える裏返し、裏返し後、4〜7年でゴザを新しく変える表替え、そして、畳床は新しい畳を入れてから10〜20年が目安となります。ほとんどの場合は表替えと同時に畳床も新しくするのが効率的なので、1回目の表替えもしくは2回目以降の表替えと一緒に行います。ずいぶんとアバウトだと思われるかもしれませんが、畳床の取り換え時期というものは実は有って無いようなものです。
畳床は特に異常がなければ取り替える必要のないものです。畳表は日に焼けたり、汚れやすいものなので裏返し・表替えを定期的に行う必要がありますが、畳床に関しては普段畳の上を歩いてみて凹みがあったり、踏み心地が柔らかすぎたりするなどの異常がない場合は基本的にそのまま使い続けるものです。よほど激しく踏みつけたり、重いものを落としたりしない限り、畳床が凹むことはありません。普通に使っていれば20年以上持つ代物です。但し、気を付けるべき点が2つあります。それは湿気とシロアリなどの害虫です。
湿気は、締め切った部屋や湿地などの地理的要因、また、大量に水をこぼしてしまった場合、畳床にカビが生えてしまう原因となります。現在の畳床の多くはワラを一切使わない畳ボードとよばれる木材チップを加工したものが多く流通していて、ワラよりは湿気に強いです。しかし、畳にとって水は大敵なのであまり濡らさないよう心掛けるべきです。シロアリは言うまでもなく、床板から畳床まで食い荒らしてしまう害虫です。ワラ床の場合、シロアリだけではなく、ダニやノミも畳床に住み着くことがあるので普段から掃除機をかけ、清潔にしておくことが大切です。ボードの畳床はダニやノミの心配はありませんが、清潔にしておいたほうがいいでしょう。
前述した通り、現在の畳床はボード製の畳床が主流です。この畳床は吸湿性、防虫性、強度に優れ、メンテナンスも簡単です。これに対し、ワラのみでできたワラ床、ワラの間にポリスチレンなどをはさんだサンドイッチ畳床などのワラを使った畳床は、使い心地が良いですが湿気や虫などには注意が必要です。しかし、いずれの畳床も普段直接目にすることはできないので、異常があっても気付き難い部分です。1番の対策は、定期的に畳の裏返し、表替えを畳屋さんにお願いし、その際畳床に異常がないかを畳屋さんに聞き、自分の目でも確認することです。

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イ草も稲と同じ様に水田で栽培されます。
冬の寒さを耐えたイ草は、春に一気に
成長して、7月頃収穫されます。