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世界遺産 熊野古道 アクセス
熊野古道とは、紀伊半島南部にあたる熊野の地と、伊勢や大阪・和歌山、高野山及び吉野とを結ぶ古い街道の総称です。古代から中世にかけ、本宮・新宮・那智の熊野三山の信仰が高まり、上皇・女院から一般庶民にいたるまで、多くの人々が熊野を参詣したと言われ、「蟻の熊野詣」と例えられるほど数多くの人が、列をなして熊野古道を歩いたと伝えられています。


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熊野本宮観光協会のHPより
〒647-1731 和歌山県田辺市本宮町本宮100-1<世界遺産熊野本宮館内>
TEL:0735-42-0735 / FAX:0735-42-16060735-42-0735 


この熊野古道には、伊勢と熊野速玉大社を結ぶ伊勢路のほか、本宮道、紀伊路、中辺路、大辺路、小辺路、大峯道などいくつかのルートがあります。熊野古道が世界遺産に登録されたのは1972年のことです。今年日本では新たに富士山が世界遺産の認定を受けましたが、そのはるか以前から熊野古道は後世に残したい貴重な自然遺産として世界的に認められていたことになります。
熊野古道は、万物、生命の根源である自然や宇宙に対する畏敬を、山や森に宿る神仏への祈りという形で受け継いできた、日本の精神文化を象徴する文化遺産であるとされています。先ほどいくつかのルートがあると書きましたが、熊野古道の中で世界遺産に登録されているのは、中辺路、大辺路、小辺路の3ルートです。特に中辺路は、熊野古道の中でも最も数多くの人が歩いたとされるルートです。中辺路を歩くと、熊野神社の総本山にあたる熊野本宮大社にたどり着きます。多くの人がここを目指して熊野古道の厳しい山道を踏みしめてきます。

熊野古道は、昔のままの自然の姿を今にそのまま残すことを大切にしていますから、整備されたハイキングコースではありません。熊野古道に入るときは、低めの山を登山する時くらいの服装が妥当です。害虫がおりますので夏でも長袖がおすすめです。また、熊野古道の峠にはトイレや自販機はありません。熊野古道の自然の景観を壊さないためです。同じ理由で熊野古道にはゴミ箱もありません。また街灯もありませんので、夜間に熊野古道に入ることをやめてください。宿泊を希望されるのであれば、熊野古道周辺に旅館や民宿などがありますのでご利用ください。

熊野古道を訪れるならどの季節が一番美しいのだろうと悩む方が多いようですが、熊野古道には四季折々の風景があり、一概に比べることはできません。ただ、熊野古道は山道ですから、歩きやすさの点から言えば、やはり春から秋にかけてでしょうか。冬の熊野古道は冷えますし、雨で濡れて滑ることもありますから、足腰に自信のない方は避けた方が安全です。

 この地に神が祀られたのは、今から約2000年前の崇神天皇の頃と言われています。いにしえの昔に思いを馳せつつ、深い新緑に心を癒してもらえます。

名古屋方面から

JR特急ワイドビュー南紀(約2時間20分)→尾鷲駅→路線バス「紀伊松本行き」(約10分)→「熊野古道センター前」下車 

大阪方面から

近鉄特急(約1時間40分)→松阪駅→JR特急(約1時間20分)→尾鷲駅→路線バス「紀伊松本行き」
(約10分)→「熊野古道センター前」下車

JR特急(約4時間)→新宮→JRワイドビュー南紀(約1時間30分)→尾鷲駅→路線バス「紀伊松本行き」
(約10分)→「熊野古道センター前」下車