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奈良 法隆寺の歴史と語り継がれている七不思議
 奈良県生駒郡斑鳩町JR大和路線法隆寺駅下車徒歩20分、または奈良交通バスで法隆寺門前前バス停下車徒歩3分のところに法隆寺はあります。

 法隆寺は、607年に推古天皇と聖徳太子によって創建された世界最古の木造建築で、日本最初の世界文化遺産です。法隆寺には、金堂、五重の塔を中心とした西院や夢殿を中心とした東院など見どころがたくさんありますが、ここでは、法隆寺の宝物館と法隆寺にまつわる七不思議についてお話したいと思います。
法隆寺の宝物館では、百済観音と玉虫の厨子他法隆寺にまつわる宝物が収蔵・展示されています。
国宝第一号に指定された百済観音は、飛鳥時代にクスノキの一木造で掘り出された木造仏です。
左の腕を少し曲げて日本の指で水瓶をつまむように持つ観音様は日本の仏像には珍しい8頭身のすらりとした優美な姿で、ルーブル美術館で公開された時には「日本のヴィーナス」と大絶賛されました。
玉虫の厨子は、もう一つの法隆寺宝物館の目玉です。




 推古天皇の念持仏として1200年前に造像されたと伝えられています。死しても光を失わない玉虫の羽を大量に使用してあるため玉虫の厨子と言われていますが、今なおわずかに残る羽の輝きから当時の姿がしのばれます。

 法隆寺には、七不思議が語り継がれています。

その1 法隆寺南大門の前には鯛石と呼ばれる魚の形をした大きな踏石があります。大和川が氾濫しても     水はここまでしか来ず、法隆寺は水害に合わないといわれています。
その2 法隆寺の中庭には伏蔵と言われる3つの地下蔵があり、法隆寺の大事にその再建のため使われる    財宝が眠っているとされています。
その3 法隆寺五重塔の九輪には、四本の鎌がかけられています。この長さ2メートルもある大鎌は、雷を
    寄せつけず、大風を切るといわれています。
その4 救世観音をまつる法隆寺東院夢殿にある礼盤(お坊さんが座る台)の下はいつも汗をかいていると
    言われ、この礼盤に陽光にあて豊作を占う夢殿のお水取りが行われます。
その5 法隆寺西院から東院への通路の右奥にある因可池の蛙は、聖徳太子が学問中にうるさくした為      筆先で片目をつかれ、今なお片目だと伝えられています。
その6 法隆寺は、蜘蛛も巣をかけない、スズメも糞をしない、それほどの聖域だと言われます。
その7 法隆寺には雨どいがなく雨だれが落ちるが、地面にその跡はつかないと伝えられています。
    法隆寺は、まだまだ書きつくせないほどの神秘な歴史にあふれるパワースポットなのです。