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 2013年鈴鹿日本グランプリの日程とホンダがF-1グランプリに再参戦 



F-1日本グランプリが初めて開催されたのは1976年のことです。
1976年のF-1世界選手の最終戦である第16戦として、富士スピードウェイで開催されました。F-1日本グランプリはその翌年の1977年にも同サーキットで開催されましたが、観客の死亡事故などが原因で、この年かぎりで開催がいったん終わります。

F-1日本グランプリが復活したのは、その10年後の1987年のことで、鈴鹿サーキットにおいて開催されました。F-1日本グランプリは、その後2006年まで20年・20回ものあいだ鈴鹿での開催が続きました。2007年、契約上の関係からF-1日本グランプリは30年ぶりに再び富士スピードウェイでの開催となります。翌2008年もF1日本グランプリは富士で開催されましたが、契約や運営上の関係で、翌2009年以降、F1日本グランプリは再び鈴鹿での開催に戻りました。

F1日本グランプリは今年2013年の開催で、29回目の開催(うち鈴鹿で25回・富士で4回)となりますが、2014年以降もここ鈴鹿サーキットで開催されることが主決まり、少なくとも2018年までのF1日本グランプリの開催が主催者側と契約されたようです。
また、ホンダがかって様々な栄光を共に勝ち取ってきたマクラーレンに再びエンジン供給を2015年より開始することが決まり、大いに期待が高まるところです。









このように、さまざまな経緯があったF1日本グランプリですが、その歴史は日本のモータースポーツや車をとりまく環境と密接に関係しています。F-1日本グランプリが初開催された1970年代中頃には、スーパーカーブームというスポーツカーブームが子供や若者中心に起こりました。しかしこのブームは長く続かず、その終わりとともにF-1日本グランプリも終わるといった事態になっています。

その後1987年に日本人のF-1フル参戦、テレビ局(フジテレビ)のF-1完全中継が実現したことで、F-1グランプリへの人気が高まり、F-1日本グランプリの注目度もウナギのぼりとなります。鈴鹿でのF-1日本グランプリ初期は、空前のF-1ブーム、そして日本国内での自動車販売が絶好調の時期であり、その注目度は非常に高いものでした。F-1ブーム・国内自動車販売が沈静した1990年代後半以降も、F-1日本グランプリは開催が続きます。この頃は海外輸出が好調だった日本の自動車産業ですが、それを現すかのようにF1日本グランプリは鈴鹿で長期開催となります。2007年・2008年の富士でのF-1日本グランプリの頃は、日本最大手の自動車メーカーが世界一の生産台数へ向かおうとする時期でした。そして2009年以降鈴鹿にF-1日本グランプリが戻りますが、鈴鹿開催初期ごろの人気はやや陰りが見えましたが、ここのところの自動車産業の国外販売の好調さや環境対策車の伸びなどで、再び活況を呈し始めホンダの復活でまた注目を浴びることでしょう。




日本躍進の一端を担ってきた裾野の広い自動車産業の活況は、日本経済の牽引とメイドインジャパンの復活を期待するところです。

 (2013年の日本グランプリの日程)

  10月11日フリー走行 10月12日予選 10月13日決勝戦
  三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキット国際レーシングコース 1周 5.807kmにて