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  障子の魅力と新しい障子紙の張り替え方の手順
  本では昔から障子が部屋の仕切りに使われてきました。その魅力は複数あります。まずは移動によって部屋の仕切りを簡単に変えられる点です。例えば、大きな一部屋を障子で仕切って二部屋にしている場合、障子を開ければ簡単に一部屋に戻せます。また、壁で仕切っている部屋は壁を壊さないと仕切りを外す事が出来ませんが障子は簡単に取り外す事が出来ます。さらに、木の扉や襖に比べ障子は光を通します。紙を通して見るその光は温かみがあり心癒されます。

一方で障子には問題点があります。それは扱いに注意が必要な事です。特に小さい子供がいる家庭では子供が障子を破ってしまった、水をこぼして穴があいてしまったという事も多いのではないでしょうか。また、障子紙は年数が経過すると劣化して変色してしまいます。それは見た目にも良くありません。その時は張り替えが必要になりますが、障子の張り替えはなかなか難しく慣れてない人には困難です。完璧に仕上げたい場合は経験者や業者に依頼するのが賢明です。

しかし、素人でも簡単に貼れる障子紙が販売されています。ホームセンターで簡単に購入できるので探して下さい。一般的に販売されているのは糊やアイロンを使って貼るタイプの物です。また、シールタイプの物もあります。このタイプの商品は特別な道具が必要ないので便利です。また、最近では障子の張り替えの過程を説明したブログや動画があります。初めての施工の場合は慣れない作業に戸惑う事があるかもしれません。そこで、事前に勉強しておくと作業が円滑に進むと思います。

では、実際に障子紙の張り替えの手順について説明します。まずは古い紙を剥がさなければなりません。障子紙は手で簡単に剥がせるます。子供に手伝ってもらっても良いかもしれません。剥がれにくかったら霧吹きで水をかけてみて下さい。また、木の骨組み部分に付いた糊は水洗いして日陰で乾かして下さい。糊はそのままでも構いませんが、取り除いておけば新しい紙の張り付けが綺麗に出来ます。また、障子紙を剥がす専用の薬剤もあるので必要なら利用して下さい。

古い紙を剥がし終えたら新しい紙を貼ります。今回は付属のテープで張るタイプの紙を使用します。まず、紙を骨組みに当てセロハンテープで仮止めします。次に骨組みに沿って付属のテープを貼っていきます。テープを貼り終えたらいよいよ紙を貼ります。紙の貼り初めの部分は特に慎重に行って下さい。後はゆっくりと紙を下におろして行きます。この時、空気が入らないように細心の注意を払って下さい。下まで張り終えたらカッターで不要な部分の紙を切り取ります。これで完成です。作業は二人で行う事をお薦めします。