blog 本文へジャンプ
>前のページへ
    次の記事へ<

 記事一覧 

             
 
世界の消費税と日本の消費税比較
日本の消費税率は現在5パーセントですが、今後8パーセントになり、最終的には10パーセントになる予定です。この消費税率が高いと感じる人も多いですが、世界の消費税と比べてみると、とても安いことが分かります。では、有名な国の世界の消費税について紹介します。まず初めに、日本と関わりが深いアメリカ合衆国です。実は、アメリカ合衆国には消費税がありません。しかし、日本の消費税に代わる税金が売上税や使用税として州ごとに設定されており、州によっては日本の消費税より高い場合があります。

では、次の世界の消費税は最も高いと言われているアイスランドです。こちらの消費税率は、25.5パーセントで、世界の消費税の中でもトップだと言えます。次いで、スウェーデンやデンマーク、ノルウェー、ハンガリーの消費税率は25パーセントです。例えばスウェーデンは、世界の消費税の中でもかなり高く設定されているように感じますが、実はその分医療費や教育費が無料です。また、健康保険料や社会保険料などもありません。

ゆえに、世界の消費税の中でも高くなっているとはいえ、日本人が支払っている社会保険料や医療費、教育費などと比べると安いと言えるかもしれません。また、世界の消費税の中でも高いとはいえ、スウェーデンの幸せ度は世界でもトップクラスです。その理由は、自分達が支払った消費税などの税金がきちんと自分達の生活を良くすることに使われていると感じているからです。日本に比べて、消費税の使い道が明確な分、高い消費税でも幸せであると言えます。

では、世界の消費税の中で、日本の近隣諸国のアジアを紹介します。まず中国ですが、消費税率は17パーセントになっています。とはいえ、これはアメリカ合衆国と同じで日本と全く同じ消費税ではなく、中国で言う贅沢品に当たるものにかかる税金のことを言います。ゆえに、贅沢品などの課税対象のものを買わなければ消費税はかからないということになります。では、韓国は世界の消費税においてどのぐらいの税率かと言うと、10パーセントです。

韓国では、消費税とは言わず付加価値税と呼ばれており、何にでも10パーセントの課税がかかります。その他にも日本と同じような税金の制度があり、世界の消費税を比べた中では最も似ていると言えます。以上から、世界的に見ると、日本はまだまだ消費税が低いと言えます。とはいえ、消費税の使い道や、その他医療費や年金制度など、所得から引かれるお金は多く、消費税が低いからと言って、その他の国に比べて特にメリットがあるとは言えません。